舞台美術家としてもその名が知られる、妹尾 河童(せのお かっぱ)氏のエッセイ「河童が覗いた」シリーズ。そのヨーロッパ編となる「河童が覗いたヨーロッパ」が入荷しました。
中身はこんな感じ。
精細なタッチのイラストに、手書きの説明文が入るというアナログなスタイルで、パラパラとページをめくっているだけで楽しい気分になります。40年前の手記と思えないほど見応えのある内容になっているのは、ルパン三世が愛用する銃として知られる「ワルサーP38」のことを掘り下げて解説しているところからも垣間見えます。
そして、国際列車の車掌さんを国別に比較してたりもする。「世界の車窓から」を見ると、鉄道で旅したくなる方(=はい、僕です)は読んでおいて損無しです。
これは、パリにあるホテルの屋根裏部屋に宿泊した際のメモ。1泊朝食付きで1,250円という破格っぷり。
こんなとこに泊まってパリに長期滞在するのも楽しそう!
そんなこんなで、河童さんがヨーロッパをつぶさに見て回り、記録し、300ページにまとめたこの本。
ガイドブックには載っていない生のヨーロッパを体感できるこの一冊。旅好きを自認する方、是非どうぞ。
「河童が覗いた」シリーズからは他に、
・河童が覗いたインド
・河童が覗いたニッポン
も入荷しておりますので、併せてどうぞ!!